おばあちゃんから私のまで、着物(17)
こんなん着れんと思ってたし・・・・
やっぱり母さんに勧められたし着物と帯
27年以上前のお話です。
母さんが選んでくれました。
こんな上品で華やかな着物が私に着こなせるのかわからへんかった。
着こなせていたかもわからへんかったけど・・・・
兎に角、私のイメージやなかった。
四季折々の花が流水の周りに飛ばしてあります。
私がこの着物に袖を通したときにはすでに、母さんは亡くなっていました。
どんなに見たかったかと思いますが、
思いのほか短く濃い人生を走り抜けていってしまいました。
そして、この帯、
正倉院柄の綴れ袋です。
これもまた上品な格式あるものです。
この帯で一番好きな時は、解くとき。
「衣擦れの」 とゆう言葉があるけど、それ。
長い間忘れてましたが、思いがけずチャンスが・・・・・・・
タイに来て着付けのお手伝いをしていました。
ある結婚式に出席されるお嬢様が、大声で泣き始め・・・・・
聞いてみると 「帯を忘れた」 と・・・
丁度,こちらへ来るとゆう主人に頼んでこの帯を貸して差し上げました。
「変わり福良雀」 を作りました。忘れていたあの音を聞くことが出来ました。
私の人生で何度も聞くことのない音です。
2007/09/04