おばあちゃんから私のまで、着物 (4)

 

見つけんの ほんまに大変やってんから、

 

この着物は、バンコクに来るちょっと前に手に入れたもん。

これは松の地織りの上に松が描かれている、大好きな 付け下げです。

八掛は、タイシルクのきれいなブルーです。

この反物はやフーオークションで見つけました。

始めてみたときは、「ほしい ! けど、ちょっと派手かな?」思ってる間に、時間切れ、

ハァ〜、仕方ないな、

これが後で、3度も4度も夢に出てきたんやな、

誰かが落としてはったら、二度とめぐり合うことないやろ、と思いつつ、

「終いまで、誰も手ぇ付けてへんかったから、もしかしたらまた・・・・」

3ヵ月後、

あったんやな、縁!

 

オークションに出しはった人、今度あかんかったら、自分の着物に仕立てよと思たはったよう。

手元に来た反物を見ながら「バンコクで仕立ててもらお!」

(すでにバンコクで着物の仕立てをしたはる清水さんをネットサーフィンして探し出していた、ちゃっかり屋の私!)

まだ、ここで3回しか着てない、この着物。

そうそう、これには特別なこれ用の帯があったんや。

  

松竹梅に亀甲が入っためでたい柄

これは、古いでぇ、100年経ってるかなという代物、はっきり言って、ボロボロ。

解いて、洗い張りして、接着芯を貼って、布を足して作り帯にしてもろた。

解いてるとき、百年分の悲喜こもごもの埃が・・・

埃も思てなかったやろな、タイで解き放たれるとは、

 

反物は、もともと中ぶり袖用に染めてあったもんで、どんな色の帯でも似合う着物。

この帯で締めて山吹色の帯揚げ帯紐、ちゅうとこかね、