-*−浄水-*−
バンコク市の水道水の取水は、チャオプラヤ川を挟んで西の支流である
Tha Chin川は、水量、水質の問題で取水できず総延長72km、高低差19mの運河により
Mae Klong川から水を引いているマハサワット浄水場
ドンムアン空港の北東のパトムタニ県でチャオプラヤ川サムラエ取水場から.
取り水をしているバンケン浄水場があります。
ここからの水で72%の地域住民、25%の企業、約1%の政府機関に排水しています。

マハサワット浄水場 チャオプラヤ川西の支流の取水口付近の環境
@民家はまばらだが、養豚場からの排水が流入している。(この地域には養豚場が多くある)
A繁華街を持つ人口密集地帯の生活廃水の流入。(この水路自体が汚水の排水路であった)
Bチャオプラヤ川流域の灌漑用水路では農薬による健康被害が出ている。
(参照 2003 山科大学アジアモンスーン流域総合水管理研究教育現地調査結果)
バンケン浄水場
残念ながらここの取水口付近の環境がわかりませんでした。
サムラエ取水場からバンケンとゆう所まで運河で水を引いてきて、 そこで砂ろ過と沈澱処理及び塩素消毒をしています。
これら主な処理工程は日本の主要な浄水場と同様です。
マハサワット浄水場を中心とする地域と、北東のバンケン浄水場を中心とする地域の浄水、送水、配水の各能力を整備、
増強することが、ODAのプロジェクト でしした。
浄水場を出た段階の水は日本のそれと変わらないと言われています。
『問題は、配水管にあります。送水圧が低い、あるいは漏水のため、 路地の奥などでは
十分な水圧が得られず、大きいマンションやビルでは、吸引ポンプを設置して
水を引いてしまいます。日本では水道管が 破裂すると大量に水が溢れることから
お分かりの通り、水道管の中には高い水圧がかかっていて、外からの水の侵入を
防いでいます。
ところが、ポンプで吸引してしまうと内圧が負圧になり、 管の外の地下水や場合に
よっては、付近の運河の水を吸ってしまうのです。 運河はもちろんバンコクの地表
付近の地下水は汚水です。
伝統的なアジアのトイレは地下浸透式で、糞尿は地下に浸透するからです。
但し、現実にはどこでも吸引しているわけではないし、 吸引していても必ずしも汚水が
入るとは限りません。 また、建物の屋上に設置されている貯水タンクが汚染源になって、
実際に水道の蛇口から出てくる水は必ずしも良質とは限りません。』
無収水(漏水・盗水)の問題
途上国によくある問題である。浄水場からでた水が、途上国では30%以上が普通で、50%を超えることも珍しくはない。
バンコクも40%の無収水があり、そのうちの8割が漏水ある。これは各給水装置と配水管をつなぐ、継ぎ手の部分で起こっているとのこと。
-*-下水-*-
タイの地域特性
下水の定義は排泄物を水系運搬するシステムであることから「糞尿を水で希釈した物質」といえます。しかし、占領政策の影響を受けていない
タイでは独自の土壌浸透式便所を発達させてきた。 さらに、 屋台などから発生した厨房排水は有機物は速やかに、高水温で微生物分解される。
そのグレーウォーター安定化池(ため池のようなもの)で、さらに藻の光合成により酸素の発生を浄化に利用している。
また池では廃水処理と水産養殖がリンクされているのを見ることが出来る。 ここまで書くと、大変オルタナティブなシステムなのだが・・・・
急速な経済発展に成功したタイは、日々増え続ける下水処理に処理が追いつかない。また、水質汚濁をはじめとする環境汚染が拡大している。
(参照 論文 熱帯モンスーン圏における藻類を利用した水質浄化の可能性. Nobutada Nakamoto . Junichi
Takeuchi)
Septictank(腐敗槽)

バンコクでは現在,各家庭にし尿を嫌気条件で腐敗して分解するセプティックタンク(腐敗槽)と呼ばれる
簡単なし尿処理システムがあり,し尿浄化槽において、水洗便所からのし尿はまずこの腐敗槽へ入り、
ここでし尿に微生物を作用させて腐敗液化させます。
しかし、この腐敗槽にも余剰泥が溜まって来ますので、定期的に取りに来てもらわなければなりません。
あまりバンコクでバキュームカーを見たことがないのですが、去年、近所で見かけて、我が家の余剰泥を
掃除をしてもらいました。
下水処理場
タイでは、首都バンコックにおいて5個所、バンコック以外で63個所の下水処理場が建設
されていますが、バンコック以外の63個所のうち12個所は稼動していません。
また稼動中の下水処理場も、処理可能な下水量に対して実際に流入する下水量が
過少であったり、不適切な保守管理が原因で故障したりするなど、その機能を十分に
果たしているとは言えない状況にあります。 (参考資料ジャイカ)
ばっ気槽や汚泥処理関連の施設があり、本処理場では家庭排水を処理後
チャオプラヤ川に放水しています。
主な処理工程は活性汚泥法を採用している我が国の主要な下水処理場と同じだそうです。
-?- ばっ気槽 -?-
生物膜法の一種で、ばっ気槽の中に接触材を充填し、溶存酸素を供給した汚水を接触材と循環接触させその表面に生成した生物膜によって
浄化を行う方法である。汚泥返送は不要であり、また汚泥齢が長いため、余剰汚泥発生量が少ないのが特徴である。
実際、このように全てがうまく行っているのでしょうか?
チャオプラヤ川、その支流、クロン(運河)の界隈からは、全ての生活廃水、工場廃水などが垂れ流しになっています。
そして、そこで水浴びをし、食器を洗い、洗濯をしている水と共に生きる人達がいます。
最後に我家のエピソード
〜*〜*〜Septictankはどこ?〜*〜*〜
私は自分の住んでいる家の Septictank(腐敗槽)が気になってしかたがありません。
現在の家には4つのトイレがあります。2つのトイレはSeptictank(腐敗槽)が近いですが、2つは遠くて、行き着いていないようなのです。
1年半前に下水の掃除をしました。「流れが悪いからここの近くの水を流して・・・・」 トイレの近くでした。水を流しました。
それまで私は全ての汚物がSeptictankへ集まっているものだと思っていました。
「ぎゃ〜〜〜!!」 その水が流れ出て・・・・一緒に出てきたものは・・・・・・・・してみると、その上のトイレもここにか?
確かに、そこは簡易腐敗槽のごとく・・・・・下水道なのに深く、大きく掘られていたのでした。
blogで 『水』 を取り上げて、調べていくうちに下水にたどり着き、ここまで書いてしまいました。
あまりにも大きな話題になってしまい、うまくまとまったのやら、どうやらわからなくなりました。
「う・うん???」 とゆうところもありますでしょうが、どうぞ、片目を瞑って、片目を薄目に・・・お見逃しくださいませ・・・・・
|